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近年、食中毒の原因は、腸管出血性大腸菌O-157がほとんどといわれている。1982年に米国オレゴン州とミシガン州でハンバーガーによる集団食中毒が発生し、患者の糞便からO-157が見つかったのが最初で、以後カナダ、イギリス、ドイツなどヨーロッパでも広く見られるようになった。

日本では1996年の学校給食による児童のO-157集団食中毒が記憶に新しいが、その後、毎年のように各地で散発的に発生している。O-157は強力なベロ毒素を出すため、溶血性尿毒症症候群などの合併症で、死亡に至るケースもある。特に食中毒が発生しやすい初夏から初秋の気温が高い時期にかけてO-157対策が必要。O-157は75℃で1分間以上加熱すると死滅するため、包丁、食器、まな板などは、洗った後、熱湯をかけると消毒効果が高いとされている。

【 食中毒(O-157など)関連HP 】(厚生労働省)

食中毒・食品監視関連情報
家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
腸管出血性大腸菌感染症による患者の集団発生について
O-157 Q&A
腸管出血性大腸菌による食中毒の対策について


遺伝子組み換え技術により大豆やトウモロコシなどに除草剤耐性などを持たせたもので、主に米国・カナダで栽培されている。
遺伝子組み換え作物の姿や形、主要成分が組み換え前のものと同じならば特に成分比較や中・長期の毒性試験は行わなくて良いとする「実質的同等性」という考えに基づいているが、従来の品種改良とは異なり、人工的に「種の壁」を超えた処理のためアレルギーや予期せぬ毒性の発生が懸念されている。
「表示」を求める声が世界各国で高まり、欧州連合などは表示を義務付けている。日本においても大豆の自給率が3%で、9割以上を米国に依存しているため、「表示」を求める声が高い。

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【 遺伝子組み換え(GM)食品関連HP 】(厚生労働省)

厚労省:遺伝子組換え食品Q&A
遺伝子組換え食品及びアレルギー物質を含む食品に関する 表示の義務化について
遺伝子組換え食品の安全性審査の法的義務化について報告書(平成12年1月21日)


1992年、デンマークのSkakkebaek(スカケベック)らが過去50年に男性の精液量、精子濃度とも明らかに減少していることを報告。これを「この半世紀に精子が半減した」とイギリスBBC放送が放映し、以降、環境ホルモン(内分泌かく乱物質)が世界的な関心事となる。

環境ホルモンの疑いがあるとして、当初ダイオキシン、PCB、DDT他、67種の化学物質が挙げられたが、6万とも8万種ともいわれる我々の身近な化学物質の洗い出しをしなければその全容は解明できないとされた。動物実験では、低用量で 精子の形成障害を引き起こし、尿道下裂や精巣腫瘍等の発症率を高めることが確認されているが、ヒトへの影響については、まだ結論は出ていない。

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【環境ホルモン(内分泌かく乱物質)】関連情報

【環境ホルモン(内分泌かく乱物質)】HP(厚生労働省)
内分泌かく乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)の調査研究の推進
厚生労働省医薬局食品保健部監視安全課審査管理課化学物質安全対策室)

【 ダイオキシン・環境ホルモン関連HP 】
ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議 http://www.kokumin-kaigi.org/


ダイオキシンとは有機塩素化合物、ポリ塩化ジベンゾジダイオキシンの総称。塩素の数によって70種類以上あるといわれる。中でも、2-3-7-8は史上最強の猛毒として知られる。
1960年代に米国がベトナム戦争で枯れ葉剤を散布し、副産物として発生したダイオキシンががんや催奇性をもたらすことが世界的に知られるところとなり、対策が急務となった。

ダイオキシンは自然が作り出すものではなく、一般的には化学物質の合成過程や廃棄物の燃焼(米環境保護食【EPA】によると、ダイオキシン発生源の50%は不明としているが、判明しているうちの95%は燃焼が原因)などで生成されるもので、水には溶けず脂肪に溶け込む。
自然環境の中で分解もせず蓄積されていくことから、長期にわたり野生動物やヒトへの健康被害が懸念されている。これまでの研究で、ダイオキシンは体の様々な機能を制御・統括する内分泌システムの働きを阻害することが分かっている。

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【環境ホルモン(内分泌かく乱物質)】HP(厚生労働省)
<食の安全推進アクションプラン>
 内分泌かく乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)の調査研究の推進

食品中のダイオキシン等の調査研究の推進

・ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議 http://www.kokumin-kaigi.org/


正式名は、牛海綿状脳症(Bovine Spongiform Encephalopathies、以下「BSE」)。BSEは、TSE(伝達性海綿状脳症)の一種で、牛の脳の組織がスポンジ状になり、起立不能等の症状を示す。潜伏期間は数ヶ月から数年の長期にわたる。
原因は、牛の飼料にTSEに感染した動物の骨や肉が混入していたためとみられている。BSEに感染した牛の肉をヒトが食べるとヤコブ病になる恐れがあることが指摘されている。

【狂牛病(牛海綿状脳症)】HP(農林水産省)

牛海綿状脳症(BSE)に関するプレスリリース
牛海綿状脳症(BSE)に関する情報・Q&A
牛海綿状脳症(BSE)関係のリーフレット

【狂牛病(牛海綿状脳症)】HP(厚生労働省)

牛海綿状脳症(BSE)に関するQ&Aなど


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【 ピロリ菌関連HP 】
・ピロリ菌と慢性胃炎・胃潰瘍・胃癌のサイト http://naisikyou.com/iii/


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【 食品添加物関連HP 】
・日本食品添加物協会 http://www.jafa.gr.jp/
・厚労省:食品添加物に関するホームページ 
 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syokuten/
・食品科学広報センター http://www.jfic.gr.jp/index.html/


平成14年2月頃より、減肥を謳う2種類の中国製ダイエット用健康食品(未承認医薬品)による健康被害が報告されている。一つは「御芝堂減肥こう嚢(おんしどうげんぴこうのう) 」。60代の女性2名が服用後1ヶ月頃から、倦怠感や嘔気、食欲低下など症状を訴え、肝機能の異常が確認された。その後、1人は急性重症肝不全により約2ヶ月後に死亡、もう1人も入院が必要とされた。

もう一つは「せん之素こう嚢(せんのもとこうのう)」。平成14年3月頃、50代の女性が、服用後1ヶ月程度で、肝機能値に異常が認められた。その後の調べで、2製品に、乾燥甲状腺末及びフェンフルラミン、N−ニトロソ−フェンフルラミンが含まれていたことが明らかとなった。
また、厚生労働省の調べで、この2製品以外にも肝機能障害や甲状腺障害を引き起こすとされる商品が確認、製品回収及び販売停止が求められている。

(---厚生労働省報道資料より---)

【中国製ダイエット用健康食品等関連情報】HP(厚生労働省)

ダイエット用健康食品による健康被害を防ぐ〜ダイエット用健康食品を購入の注意事項
中国製ダイエット用健康食品等関連情報:詳細


【 厚生労働省医薬食品局食品安全部 】

厚生労働省:健康の保持増進効果等についての虚偽・誇大広告等の表示の禁止
 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/09/s0903-6c.html
厚生労働省:「健康食品」に係る今後の制度のあり方についての論点整理
 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/10/s1017-1.html

・厚生労働省医薬食品局 http://www.mhlw.go.jp/topics/index.html#iyaku


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