【 2005年 】
薬剤とサプリメントの相互作用
米国LOHAS(ロハス)市場
米国での代替療法利用の現況
時代は体内浄化へ、解毒ハーブ
アンチエイジング産業の現況
米国代替医療の推進機関NCCAM
南アフリカ産ハーブがブームに
「健康」「食」のトレンドを占う
薬剤と相互作用のハーブ
米国民1/4、コレステロール対策
代替医療、ハーブサプリは50%増
アレルギー対策と代替医療

【 2004年 】
鬱病対策が急務〜米国抗鬱市場
ノン遺伝子組み換え食品がブーム
米国で人気のダイエット素材
優れたサプリメント研究論文を厳選
ビタミンに関するネガティブ報告
オーガニック、「疾病の予防食」に
WHO、代替療法のガイドライン発行
癒しの「前世療法」がブームに
アルツハイマー予防の最新報告
WHO総会、HIV/AIDS予防戦略を採択
医療機関も取り入れる「祈りの療法」
オーガニック・キャンデー市場拡大
リラックスサプリ、高まる需要
米国女性のがん、乳がんがトップ
BSEで揺れるサプリメント業界
サプリメント戦略プランの改訂版

【 2003年 】
サプリのネット販売、誇大告知規制
サプリメントと医薬品との相互作用
現代人、流出する栄養素
がん患者の9割強、代替医療を経験
FDAお墨付き、機能性飲料登場
感染症、米疾病予防センターの役割
アンチエイジング市場の今
ハーブサプリ、安全性の監視強化
米国サプリ、マスコミ報道の今
遺伝子組み換え原料、急速に浸透
疾病に焦点当てた栄養機能食品続々
サプリ製造、安全性への監視強化
米国におけるサプリメント使用調査
化粧品にも栄養素添加、コスメ市場
米国ダイエット産業の近況
米国サプリメント栄養行政の最新報告
トリップハーブ、高揚感求めニーズ

【 2002年 】
米国マスコミの健康関連報道の裏側
狂牛病で、代替ミートに熱い視線
チルドレン向けサプリが順調な伸び
NIH、サプリ研究報告トップ25を公表
性機能や更年期対策サプリで活性
健康的な「食」の新ガイドライン発表
堅調に推移、米国ダイエット産業
サプリVS医薬品の相互作用A
中国産ダイエット食品、医薬成分配合
サプリVS医薬品の相互作用@
信頼回復の基盤作り進む
肉から魚へ、進む”魚食”化
認知される穀類の有用性
食」が代替医療の中核に
2002年度「がん現状・統計」報告
「NATURAL PRODUCTS EXPO2002」
高齢化で、アンチエイジングが好調
栄養療法でがんを撲滅できるのか

【 2001年 】
増加する若年性アルツハイマー
ホメオパシー療法の最新研究
遺伝子組み換え、栄養強化など開発
一般食品の機能性食品化に拍車
ネットビジネス、監視体制強化
アロマセラピー市場、成長株に
急伸するオーガニック市場
「代替医療」への抵抗勢力
サプリメントバブル終焉か
サプリメント、虚偽広告規制へ
コンプレックス商品、好調な売上げ
米国代替医療〜@ハーブ・サプリ編
アンチエイジング市場に活路
ビタミンEなど、有効性が論議の的に
サプリメント、妊娠中摂取の問題点
拡大するオーガニック市場
ビタミンなど1日の標準推薦量報告
「ニューエイジ・ドリンク」がブーム

【 2000年 】
ハーブ、医薬品との相互作用
米国がん研究協会、「食」の新プレート
遺伝子組換え食品、安全性論争再燃
入り乱れるマスコミ報道
バイオフィードバック療法
祈りによる療法、科学的立証へ
米国ダイエット産業の最新状況
米国で高まる日本食の評価
栄養補助食品、有効性の解明に本腰
代替医療で期待される栄養成分
代替医療、浮上してきた問題点
遺伝子組み換え食品、機能性食品へ
抗酸化ビタミンの推奨摂取量を改定
問題視されているハーブ(薬草)
バイアグラの代替ハーブ
HIVと代替医療
感染症と代替医療
糖尿病と代替医療
アレルギーと代替医療

【 1999年 】
アルツハイマーと代替医療
がんと代替医療
米国オーガニック産業に追い風
カイロプラクティックと鍼療法
医療現場で用いられる”癒し”療法
中国漢方と代替医療
米国「がんコンベンション」報告
好調に推移する米国健康食品産業
政府機関6団体、食のガイドライン
米国「代替医療」の現状
プラセボという名の代替療法
ハーブ療法、一大ブームに
遺伝子解明で疾病予防
200年の伝統医療・ホメオパシー
保険に適用、アーユルヴェーダ
NIH(国立衛生研究所)の動向
ハーブ療法の旗手・ワイル博士
代替医療、米医療界の潮流に

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90年代に入り、高まる米国民の代替医療への傾倒

米国では90年代に入って、インターネットによる情報開示なども手伝い、高額な医療費を請求される現代医療への不信感や治療医学の限界、あるいは予防医学重視といったことから西洋医療離れが進み、非西洋医療に関心を向ける人々が多くなっていった。副作用のない、自然なハーブ療法を提唱するアンドリュー・ワイル博士らの登場で、そうした動きはさらに加速し、代替医療の利用率は年を追うごとに高まっていった。

米国民の4割が代替医療を利用(ハーバード大・アイゼンベルグ教授らの調査)

90年代に入り、米国で代替医療がブームとなったが、利用者について、1993年にハーバード大学のアイゼンベルグ教授らが調査したところ、1990年には34%にのぼり、1997年には42%へと増えていることが分かった。

米国で人気の代替医療としては祈りの療法、カイロプラクティック、鍼灸、漢方、ハーブ(薬草)療法、栄養療法、バイオフィードバック、心理療法、催眠療法などがある。

そのほとんどがこれまでアジア圏で伝統・伝承的に用いられてきたポピュラーな医療である。これらは正統派西洋医療サイドからみれば、オルタナティブ(もう一つの、別の)医療という区分けになる。

アイゼンベルグ教授らの調査で、米国民の3分の1以上が代替医療を利用しているという結果が出たが、利用者の多さばかりではなく、もう一つ、医療従事者を驚かせることがあった。

それまで代替医療は、医療保険にも加入できず、高額な医療費を支払えない人々が利用しているものと思われていた。それが、ふたを開けてみると、実際は、上層階級といわれる人々が多く利用していたことである。これには、多くの医療従事者が少なからずショックを受けた。

その後、米国では、GMPの15%にもおよびつつある医療費の高騰の抑止が急務であることもあり、代替医療の研究に本格的に着手、'92年には米国立衛生研究所(NIH)に代替医療調査室(OAM)を設置。'99年には5,000万ドルの研究予算を計上、13の大学および研究機関に研究テーマを振り分けるなど、本腰を入れるようになる。

そうした中、国民に人気の高い栄養療法であるハーブ・サプリメントを用いた代替医療についても検証が進められ、西洋医療とのコラボレーション(協力)体制の構築へと機運も高まっていった。

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