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リンゴやブルーベリー、果物の健康効果続々 Journal of Agricultural and Food Chemistry最新号にリンゴに含まれる食物繊維のペクチンがメタボリック症候群の予防に役立つことが報告されている。日本では今年の4月以降、40歳以上のメタボ検診が義務化されたが、リンゴなど果物の摂食は手軽にできる栄養療法としてメタボ対策にも貢献しそうだ。
リンゴ、メタボ対策や喘息予防にも有用
リンゴに含まれる食物繊維のペクチンはメタボリック症候群のリスクファクターであるコレステロールや血糖値の低下に役立つという。 結果、ペクチンを与えたグループは、体重、総コレステロール値、トリグリセリド値、血糖値が有意に減少した。さらに、血中のインスリン値、インスリン抵抗およびインスリン分泌指数の低下にも関連したという。
リンゴの健康効果はこれまでにもさまざま報告されている。 ブルーベリー、骨粗しょう症予防に有用
また、高齢者の増加で懸念されているのが骨粗しょう症。ブルーベリー摂取は骨粗しょう症予防に有用であるという記事が、The Journal of Nutritional Biochemistry誌08/3月号に掲載されている。 また、ザクロジュースがアルツハイマー病予防に有用であることが報告されている(Neurobiology of Disease誌06/10月号)。 Loma Linda University研究者グループが、アルツハイマー病を発症するよう操作したマウスに普通の水か、またはザクロジュース(1:160、1:80に希釈)を与え、認知力を測るため水中迷路テストを行ったところ、ザクログループでは約35%早く迷路を認識、直線で泳いだ(平均3,750cm短く)ことが分かったという。
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