ただ、北海道の八雲から黒松内にかけての地層では、この風化したニシキ貝が集団的に見つかっています。地殻変動によって、ゆっくりと隆起した地層の中に、大量のニシキ貝が発見されました。しかも、そのニシキ貝を調べてみると、約1500万年前のものであるということがわかりました。
さらに、北海道工業試験場、札幌通商産業局、肥飼糧検定協会などで分析したところ、炭酸カルシウムの含有率が95〜97%という高純度であることが判りました。
2000万年以上前のものだと、逆にイオン化
自然に風化しているということは、イオン化していないということです。同じ風化したニシキ貝でも2000万年以上前のものだと、逆にイオン化していますが、八雲で発見されたニシキ貝は1500万年前のもので、果物でいうなら“食べ頃”。「イオン化もなく、良質なカルシウム補給剤になる」と、アイリス(株)では着目し、食べやすいカルシウム補給食品「ママカル」として作り上げたのです。