海外では4回接種済みの米国のジョー・バイデン大統領がコロナ陽性になるなど、ワクチンによる感染予防効果がみられず、コロナ対策での手詰まり感が覆っている。
日本ではコロナ第7波到来で連日過去最高のコロナ陽性者を記録する中、ワクチン3回接種済の河野太郎広報本部長ら日本の政治家110名が相次いでコロナ陽性となった。
日本人のマスク着用率はほぼ100%、ワクチン接種率は2回接種済が80%を超えるなど、日本人は政府やTVマスコミの推奨するコロナ対策を忠実に守ってきたといえる。
しかしながら、その結果はどうか。皮肉にもコロナ陽性者は増す一方で、遂に感染者数は連日世界一となった。
【FNNプライムオンライン】WHO「日本が世界最多」 先週1週間のコロナ新規感染者数
https://www.fnn.jp/articles/-/395232
わかりやすい例として、下段は日本とハイチのコロナ感染状況を示したグラフだが、日本のコロナ感染率は目を覆うばかりだ。これが、マスクを常に着用し、消毒を励行し、ワクチンを2回のみならず、3,4回と積極接種した国の有り様なのである。
これまでの度重なる緊急事態宣言による自粛要請、ほぼ強制ともいえるほどのマスク着用にワクチン接種、こうしたコロナ対策がはたして理に適ったものであったのか。
新型コロナ、存在証明の科学的根拠や論文無い
https://www.health-station.com/new250.html
海外観光客にもマスク着用を強要するなど潔癖なまでのコロナ対策にもかかわらず、コロナ感染大国となった日本。その日本が今、世界の嘲笑の的になっている。
日本の伝統食納豆が新型コロナウイルスを分解する
2022年7月14日(木)、web配信により未来へのバイオ技術勉強会シリーズ Withコロナ時代を生きる@「新型コロナウイルス活性を消失せよ」が開催された。
この中で、水谷哲也氏(東京農工大学農学部附属 感染症未来疫学研究センター センター長)が「日本の伝統食納豆が新型コロナウイルスを分解する」と題して講演をしている。
新型コロナウイルス問題がはじまってから丸2年以上過ぎ、3回目の夏を迎えようとしている。
ここにきて新たな変異株であるBA.5が爆発的に感染拡大していることで、私たちは再び「正しく恐れる」ことを意識すべきではないか、と水谷氏は指摘する。
BA.5については、新型コロナウイルスのはじまりとなった「武漢型」が「アルファ株」「ベータ株」「BA.1」「BA.2」「 BA.3」に変異、さらに「BA.2」から「BA.4」「BA.5」が派生したと考えられている。
今後更なる感染拡大が予測されるものの、ウイルスそのものは変異により弱まっているものと推測されている。
納豆の抗コロナ作用、2022年日本ウイルス学会で発表予定
今でこそ、日本人はコロナ陽性者数で世界一となったが、ワクチン接種を始める前は、日本人のコロナ感染率は世界に比べ各段に低く、「ファクターX」の存在が指摘されていた。
新型コロナワクチン接種が新たな変異ウイルスを作り出す
https://www.health-station.com/new252.html
そこで、水谷氏らは食品における「ファクターX」を探るために納豆に着目。納豆菌には大豆を消化するために80種類以上のタンパク質分解酵素が含まれている。
この80種類の酵素の中に新型コロナウイルスを分解できるものがあるのではないか、という推測が研究の発端になった。
納豆メーカーであるタカノフーズ鰍フ協力を得て、納豆菌(TTCC903株)を使い納豆抽出液を製造し、牛ヘルペスの培養細胞に納豆抽出液を添加したところ、培養細胞への感染を完全に阻害することが確認できた。
またアルファ変異株のスパイクタンパク質についても、培養細胞での試験で、スパイクタンパク質の分解が確認できたという。
しかも納豆抽出液の中に含まれる酵素の一つ、セリンプロテアーゼにその効果があることも解明された。
他にもアルファ株、ガンマ株、デルタ株、ラムダ株、ミュー株、オミクロン株など主要な変異株に対して納豆抽出液はスパイクタンパク質を分解することが確認され、この研究は2022年の日本ウイルス学会で発表の予定だという。
これらは培養細胞レベルの試験だが、納豆菌の酵素(納豆抽出液)が新型コロナの感染を阻止する可能性は十分にあるのではないか、と水谷氏。
新型コロナウイルスは鼻腔と口腔内で感染が起こるため、食品として納豆を摂取したときに口腔内でどれだけウイルスを減らせるか、また納豆抽出液を噴霧剤にして点鼻したときにどのような効果が得られるのかなどについては今後の研究課題だという。