イタリア・ミラノの分子腫瘍学研究所所属研究者の荒川央氏。「レプリコンワクチンの脅威」と題した講演で、冒頭、次のように日本政府のコロナ対策の誤りを指摘している。
「人間の生命線は、例えば脳、心臓、免疫系、生殖系、こうしたものが全部コロナワクチンの障害対象になります。2021年6月時点ではもう世間でコロナワクチンを打とうという流れになっていて、いろんなふうに言われていました。
2回接種したら、もうコロナに罹らない。2回ワクチン接種したので、もう打たなくても良い。きつい副反応も、これも効いている証拠。副反応を耐えきったので、もう大丈夫。ワクチンを打って集団免疫を作ろう。
これ今どうなっていますか? これが本当だったら、何で7回接種まですることになったのか?
7回接種まで進んだのは世界でも日本だけです。じゃあなんでコロナワクチン打ったのにコロナに罹るのか。重症化するのか?どうして帯状疱疹が増えているのか?
ワクチン接種後、体調を崩すようになったのはどうしてか?
杖をついている人も増えている。悪性の癌を患う人もいる。急に老化する人もいる。亡くなる人も沢山いる。
実は打てば打つほど感染しやすくなり、重症化し易くなるのが、コロナワクチンだったのです。このワクチンの主な副作用は、免疫不全と老化、癌の発症、悪性癌をもたらす。コロナワクチンの接種が始まって以来の超過死亡はもう日本では40万人。日本は戦争でもやってるんですかってことですよ」
2020年、新型コロナが世界中で大騒ぎになった頃、日本人のコロナ感染率は世界に比べ各段に低く、なぜかコロナに感染しない民族として不思議がられ、日頃の衛生管理や食生活という「ファクターX」の存在が取り沙汰されたものだ。
その後、似非PCR検査、TV・大手メディアの巧みな誘導で集団ヒステリー状態となり、ワクチン接種が半ば強制的に押し進められた。
ワクチンを打つたびにコロナ陽性者・超過死亡ともに増え続け、今や世界でも7回接種というのは日本だけだ。世界はコロナワクチンの危険性を知り、2,3回でほぼ終えている。何かに取り憑かれたかのように日本人だけがいまだにワクチンを渇望している。
遺伝毒性試験、発がん性試験、人への伝播実験が全く行われていない
動画の前編では、村上康文氏(東京理科大学名誉教授)が「mRNA技術の脅威と近未来」と題して、レプリコンワクチンの開発経緯や問題点について解説している。
昨春、mRNA型ワクチンにDNAが混じるという問題が生じた。普通のmRNAだとおそらく混じらないがメチル化したウリジンという塩基を使っているため、合成したmRNAが強力にDNAとくっつきDNA汚染が避けられないということが起きた、と村上氏。
レプリコンワクチンはこうしたことが起きないよう、開発者のカタリン・カリコ氏らは通常のmRNAにあるウリジンを修飾し、シュードウリジンに置き換えた。この研究により、カリコ氏らは昨年、ノーベル生理学・医学賞を受賞している。
とはいえ、DNA汚染が完全に払拭できたわけではない。「もう一つの問題は量を減らさないと炎症が細胞で発生し、スパイクの産生ができなくなってしまう。そこでmRNAを自己複製できるようにした」と村上氏。
このレプリコンワクチン、20年間失敗の連続だったが、日本が世界で初めて承認した(医学誌Nature:12月14日号)という。
レプリコンワクチンの問題点として、「mRNAがあちこちの臓器で増える。脳でも少し増える。卵巣、心臓、脾臓、あらゆるところで増える。1ケ月たってもmRNAが有意な量で見つかることが分かっている」(村上氏)。
最大の問題点が、「mRNAが産生されっぱなしになること。複製反応がずっと継続的に進み、ストップされるかどうか、いつまで産生されるか分からない。細胞から細胞に移動する、エクソソームというものが細胞から放出されるが、その中にmRNAが含まれることが証明されている」(村上氏)。
さらに懸念されるのが、「細胞から細胞のみならず人から人へと広がる可能性があるということ。個体間での伝播の可能性が否定されていないものは人に実用化してはいけないと思う」と村上氏。
レプリコンワクチンは、遺伝毒性試験、発がん性試験、人から人に広がるかという伝播実験が全く行われていない。これも失敗作という烙印が押されて終わるだろう。村上氏はそうまとめた。