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納豆に含まれるナットウキナーゼ、血栓防止に貢献 2018年5月16日(水)〜18日(金)、東京ビッグサイトでifia JAPAN/HFE JAPAN2018「第23回国際食品素材/添加物展・会議と第16回ヘルスフードエキスポ」が開催された。同展示会のセミナーで、須見 洋行氏(倉敷芸術科学大学 名誉教授)が納豆に含まれる酵素、ナットウキナーゼの血栓溶解や認知症防止の有用性などを語った。
血栓溶解で納豆に勝る食べ物はない
ifia JAPAN/HFE JAPAN2018「第23回国際食品素材/添加物展・会議と第16回ヘルスフードエキスポ」では食品メーカーや原料サプライヤーが一堂に介した。 アルツハイマー症防止に、ナットウキナーゼが有望
講演で、須見氏は、ナットウキナーゼは、血栓の主成分であるフィブリンに直接働きかけ分解する、血栓溶解酵素のウロキナーゼの前駆体を活性化する、さらに血栓溶解酵素を作り出すt-PA(プラスミノゲン活性化因子)を増やすなど、血栓に複合的にアプローチするとした。
実際に、認知症の大半を占めるアルツハイマー症は脳の神経細胞に沈着する老人性色素斑(アミロイドβ)が原因と考えられているが、ナットウキナーゼがアミロイドβを分解する働きがあることが各国の研究でも報告されているという。
他にも、納豆の健康効果は数多くあるが、納豆に含まれるビタミンK2の骨粗しょう症予防についてもよく知られる。
60歳以上の女性の約60%が骨粗しょう症にかかるといわれるが、疫学的調査でも、骨粗しょう症の人はビタミンK2が減っていることが分かっている。
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