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なぜ今、子宮頸がんワクチン接種が必要なのか
杉並区区議ら「ワクチン接種緊急勉強会」で警鐘
今年3月、杉並区内の女子中学生が子宮頸がんワクチンの接種後に重い症状を発症、副作用報道により不安が広がっている。子宮頸がんワクチンの接種は本当に今必要なのか。
「被害者連絡会」に、全国から300件の被害相談
子宮頸がんワクチンによる副作用騒動で、接種が不安視されている。発端は、今年3月、杉並区内の女子中学生がワクチン接種後に重い症状を発症、父母らが「被害者連絡会」を設けたところ、全国から300件ほどの被害相談が寄せられた。 その杉並区(あんさんぶる荻窪)で、4月28日、全国子宮頸癌ワクチン被害者連絡会主催の「子宮頸がんワクチン緊急勉強会」(事務局 奥山たえこ杉並区議会議員)が開催された。当日は、子宮頸がんワクチン接種による被害状況が提示、また薬害オンブズパースン会議メンバーの隈本邦彦氏(江戸川大学教授)による、子宮頸がんワクチンの諸外国での症例や研究論文の検証報告が行われた。 隈本氏によると、現在の子宮頸がんワクチンの副作用騒動は、1976年のアメリカの豚インフルエンザ騒動に酷似しているという。当時の状況を隈本氏は次のように解説。 「1976年、陸軍のニュージャージー州フォートディックス訓練基地で、若い兵士が体調が悪いと訴え、数日後に死亡した。次いで、同僚たちも体調の変化を訴え入院。兵士の死から2週間後、H1N1豚インフルエンザウイルスが見つかり、アメリカ政府は1918年のスペイン風邪のようなパンデミックになることを懸念した。 時のフォード政権は、全国民にワクチン接種を決定し、テレビコマーシャルで危機感をアピール。当時1億3500万ドルもの資金を投入して行われたワクチンプログラムだったが、流行は起きず、確認された死者も兵士1人だけ。副作用報告だけが積み上がり、4000万人に接種したところで、中止となった」
その副作用とはどのようなものか---。 子宮頸がんの発症は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるものがほぼ100%とされる。HPVは性交渉により感染するが、ウイルスの多くは体外に排出される。子宮頸がんにまで至るケースはわずか1%未満といわれる。 現在、HPV感染を防ぐワクチンとして使用されているのが「サーバリックス」と「ガーダシル」の2種。昨年12月末までに、約830万回接種、1926人の副反応報告があり、うち861人が「重篤」という。厚労省では、「サーバリックス」に、ギラン・バレー症候群や急性散在性脳脊髄炎が12件あったとしている。 ただ、こうした症状は、通常の注射や採血でも起こる可能性があり、ワクチン接種後に発生する因果関係のない「紛れ込み症例」も多くあるという見方もある。 子宮頸がんワクチンの接種は、4月より無料の「定期予防接種」とされ、小6~高1の女子は「努力義務」となる。ワクチン接種は当事者の判断に委ねられるが、受けないことで罰則や法的制裁はない。あくまで自己判断による自己責任ということになる。
・「サーバリックス」添付文書
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